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震災から30年

執筆者の写真: WireLaboWireLabo

先日1月17日で阪神淡路大震災から30年となりました。


わたしは当時高校3年の受験生で1月17日はセンター試験の2日後で入試真っ只中でした。

高校には神戸方面から通っている同級生もいました。

ある日のこと「地震のせいで、なんか勉強に集中できひんわ」

と愚痴ってしまったのですが、それを耳にした同級生から

「お前なんて被害ないやろ。こっちは家もなくて勉強どころじゃないねん。」

と言われたというシーンをよく思い出します。

高校生で鈍感だったとはいえ、他にも自分の思いの至らない行動がいくつか思いだされ、今でも恥ずかしく申し訳ない気持ちになります。


その後3月に大学受験が終わり、そんな私でもボランティアに参加しました。

地震から2か月も経過していたし、短期のボランティアには任せられる仕事も無かったのでしょう。2日間、三宮周辺のゴミ拾いをしました。

30人ほど集まっていたのですが、2日目には「一番若い子にリーダーしてもらいましょう」ということでリーダー役を任されました。皆さん年上ばかりでしたが暖かく見守っていただき2日間を終えることができました。あの時の会話や終わってからの「役に立てた!」という高揚感はいまでも覚えてます。


阪神淡路大震災が「ボランティア元年」と言われますが、わたしを含め多くの方が「自分に何かできないか?」と考えていました。

思うに、いまでも変わらず多くの人が「自分に何かできないか?」と考えていて、仕事であってもその「自分になにかできないか」という想いを、社会とつなげて新しい価値を生み出すことが、会社の役目であると実感してます。

そして、若い人にリーダーシップを持たせるのことが成長につながり、時を越えて持続していく。

震災時になんの役にも立たなかった私ですが、あの時のボランティアでぼんやり感じたことや経験が、30年経った今になって生かされていると感じますし、生かしていかなければいけないと改めて思います。

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